Record China 2008年9月18日(木) 5時44分
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16日、07年3月に北京空港内のラーメン店「麦麦面」で客が食べていたラーメンの中から注射器の針が見つかった事件で、損害賠償を求めた裁判が行なわれた。写真は北京首都国際空港第3ターミナル内の「麦麦面」。
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2008年9月16日、07年3月に北京首都国際空港内のラーメン店「麦麦面」で客が食べていたラーメンの中から注射器の針が見つかった事件で、損害賠償を求めていた事件の公判が北京市朝陽裁判所で行なわれた。17日、京華時報が伝えた。
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訴えを起こしているのは深センに住む男性。男性の代理人によると、07年3月5日昼頃、男性は北京首都国際空港で飛行機が到着するまでの間に、空港内のラーメン店「麦麦面」に入った。ラーメンを食べていると、突然口の中に痛みを感じ、出血した。口に入っていたラーメンを吐き出すと、中から注射器に使われる針が見つかった。男性は証拠として写真を撮り、警察に通報。店員に付き添われ、病院で治療を受けた。賠償について話し合いが行われたが、意見が合わないまま、男性は深センへと戻った。
男性は口の中が腫れたが、深センに戻ってからは次第に顔全体に腫れが広がり、しばらくすると顔面マヒになってしまい、日常生活にも支障が出る事態となった。男性はラーメン店を経営する首都空港飲食発展有限公司(会社)を相手取り、経済損失と精神的損失として、あわせて22万6000元(約340万円)の賠償請求を行った。会社側は、男性の顔のマヒと針との間に因果関係が認められないとし、病気は別の原因によるものではないかと主張していた。
裁判所は、男性に司法鑑定をおこない、16日、鑑定結果が明らかにされた。男性の病気は針でケガをしたことが直接の原因ではなく、針でケガをしたことによる精神的なストレスが病気を引き起こした要因の1つであるとして、針と病気の間には間接的に因果関係があるとの結果だった。会社側は、この鑑定に対し「基本的には認める」としているが、あくまでも「針は単にマヒを誘発した原因の1つに過ぎない」とし、針の出所についても回答を避けている。
かなり奇妙な事件だけに裁判の今後の動向に注目が集まっている。(翻訳・編集/岡田)
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