2008年9月15日、スポーツ紙「足球・勁体育」は中国人大富豪・許栄茂（シュー・ロンマオ）氏がサッカー英プレミアリーグの名門チーム・ニューカッスル買収に乗り出したと報じた。

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昨年7月、ニューカッスルは英国人実業家のマイク・アシュリー氏が買収した。しかし今年9月、チーム編成の不満からファンの信頼厚いキーガン監督が辞任、その後格下のチームに敗戦を喫しファンの不満が高まっていた。脅迫とも取れるようなファンの声にアシュリー氏は「身の危険を感じたためチームを手放す」と発表している。

チェルシーを買収して一躍脚光を浴びたアブラモビッチ氏をさきがけとして、今やプレミアリーグは世界中の資産家が投資を狙う世界最高のサッカーリーグとなった。足球・勁体育紙はチーム買収に許氏が30億元（約463億円）を用意していると報じ、中国人初のプレミアリーグクラブオーナーになる可能性があると報じた。

買収には多額の投資が必要となるが、同チームの本拠地セントジェームズパークは拡張工事を予定しており周辺施設の開発とあわせ不動産業経営の許氏にも大きなメリットがあると見られる。同紙は、買収が成功すれば中国サッカーにとっても福音になると指摘、中国人選手の海外進出の道が開けるほか、プレミアリーグが検討している海外でのリーグ戦開催招致に大きなアドバンテージを得ることになると伝えた。（翻訳・編集/KT）