Record China 2008年9月15日(月) 9時28分
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14日、シンガポールの華字紙・聯合早報は「中国人とは全然違う、西洋人の中国を見る目」と題したコラムを掲載。中国像の違いは両者の立場の違いの現れだとして、相互理解を深めることが必要だと提言している。写真は北京五輪開会式。
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2008年9月14日、シンガポールの華字紙・聯合早報は「中国人とは全然違う、西洋人の中国を見る目」と題したコラムを掲載した。
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8月8日、著名映画監督チャン・イーモウ氏が演出した開会式で北京五輪は幕を開けた。その絢爛豪華なショーは世界の人々に大きな驚きを与えたようだ。米紙ニューヨークタイムズのコラムニストであるトーマス・フリードマン氏は「中国とアメリカ、本当はどっちが第三世界なんだ?」と感嘆している。一方で中国のメディアやネットユーザーからは厳しい批判が噴出、中国と海外とでその評価は180度異なっている。
コラムは、こうした見方の違いはそれぞれが置かれた立場から生じた自然なものだと指摘する。中国で生活する人々の立場に立てば、華麗に飾られた開会式とは異なるさまざまな問題が目について離れない。一方、五輪を機に中国を訪れた人からすれば、絢爛豪華な開会式だけではなく、先進的デザインの会場や市内の高層ビルなどばかりが目に入り、超大国としての中国というイメージが生まれる。それと同時に西洋人の目から見れば、経済の停滞、社会の活力の低下、高齢化など多くの問題に悩まされる自国とは対称的な存在として中国が見えてくる。
また、こうした見方の違いには相手を誇大に評価したり、あるいは過剰に貶めることで何らかの利益を図ろうとする政治的な選択もあるとコラムは指摘、もしこうした対立を解消しなければ相互に傷つけあい対立する結果も招きかねないとして、相手の立場に寄り添って理解するべきだと提言した。(翻訳・編集/KT)
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