<中華経済>電気に続き冬季スチーム暖房も値上げ?石炭高騰で―中国

Record China    2008年9月9日(火) 15時24分

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9日、国家エネルギー局の職員はこのほど、冬季のスチーム暖房費の引き上げを検討中であることを明らかにした。

2008年9月9日、9日付21世紀経済報道によると、国家エネルギー局の職員はこのほど、冬季のスチーム暖房費の引き上げを検討中であることを明らかにした。

中国の北方の暖房は「暖気」と呼ばれるスチーム暖房が主流。その熱源は石炭で、スチーム暖房の約80%を火力発電所が供給している。このため暖房費の引き上げは、石炭価格の高騰に苦しむ電力企業に対する電力料金引き上げ、発電用石炭の臨時価格統制に続く第3の救済措置ともいえる。

中国電力企業連合会によると、北方地域の各発電所は例年、夏季にスチーム暖房用の石炭調達に着手するが、今年は石炭価格の高騰に加え、赤字経営による手元資金の不足から、多くの発電所が石炭を確保できてない状況という。

スチーム暖房を供給する火力発電所は、エネルギー効率が45%以上と、発電のみを手掛ける場合の37%を大きく上回っており、資源消費の効率化が期待できる。こうした背景から発電・熱源供給を一体化した産業を育成するための減税など優遇策を求める声も強まっている。(翻訳・編集/HI)

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