<四川大地震>難航する震災孤児引き取り、厳格な条件が周知されず―四川省

Record China    2008年9月6日(土) 17時5分

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8月24日、四川大地震の孤児引き取りの申し込みが開始された。それから10日以上が経過した現在でも、引き取りが成立したケースは1件もないという。写真は福建省福州市の学校に通う四川大地震の震災孤児ら。

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2008年8月24日、四川大地震の孤児引き取りの申し込みが開始した。それから10日以上が経過した現在でも、引き取りが成立したケースは1件もないという。9月5日、四川日報が伝えた。

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5月12日の四川大地震発生後、中国では被災地支援運動が空前の盛り上がりを見せた。なかでも両親を失った震災孤児を引き取ろうという運動がインターネット掲示板をきっかけに盛り上がり、一時は四川省政府に2万件を超える問い合わせの電話が殺到する事態となった。

地震から3か月以上が経過した現在、ようやく孤児引き取りの申し込みが受け付けられることとなったが、実際の引き取り成立は難航しているという。その背景には当初予想されていたよりも孤児の数が少ないこと、孤児のうち一部がけがを負い障害を残していること、親族が引き取りに同意しないことが挙げられるほか、引き取りを申し出る側が「自分の子どもがいないこと、孤児の扶養及び教育を可能とする能力があること、子どもの養育に支障がない健康状態であること、30歳以上であること」などの条件をよく理解していないケースが目立つという。(翻訳・編集/KT)

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