韓国の産業、NAFTA修正の影響を大きく受ける可能性―中国メディア

Record China    2018年9月21日(金) 6時50分

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20日、中国貿易報は、北米自由貿易協定の修正で韓国の産業が大きな影響を受ける可能性があると伝えた。写真はヒュンダイ。

2018年9月20日、中国貿易報は、北米自由貿易協定(NAFTA)修正で韓国の産業が大きな影響を受ける可能性があると伝えた。

記事は、NAFTAの修正で、米国とメキシコは自動車部品の域内調達率を62.5%から75%に引き上げることで合意したことを紹介。「つまり、メキシコで生産する自動車を米国に無関税で輸出したいと思えば、部品のうち4分の3は米国、カナダ、メキシコで生産したものを使用しなければならないということ」と解説した。

記事は、「メキシコで自動車を生産する企業の立場からすると、中米や北米で生産した部品の使用比率を高めるしかない。現地の部品の使用が多くなるほど、韓国の自動車部品メーカーは顧客を徐々に失うことになる」と分析した。

また、「韓国の自動車メーカーは16年9月からメキシコでの生産を開始した」と紹介。「今年は年間で31万台を売り上げる予定だが、自動車生産に大きく貢献していた韓国企業は、その多くがNAFTAの修正で打撃を受ける」と予想した。

サムスン証券の研究員は、「NAFTAに基づき、メキシコの自動車生産基地は最終的に米国産の部品比重を拡大するほかはなくなる」とし、「追加関税の議論と共に韓国自動車業界にとっては非常に大きな中長期的負担となる」との見方を示しているという。(翻訳・編集/山中)

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