医療業界風刺のパフォーマンスで警察に連行―広西柳州市

Record China    2006年8月30日(水) 14時4分

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中国の医療業界を批判するためにパフォーマンスを行った若者3人は、警察に連行された。

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2006年8月29日、広西(こうせい)柳州(りゅうしゅう)市の5星歩行者天国で、3人の若者が行ったパフォーマンスがあまりにも恐ろしいために、公安局へ連行された。3人はこの日の午前10時に柳州市の5星歩行者天国に来て、それぞれ恐ろしげなマスクをかぶり、灰色の医療着を身にまとった。3人のうちの1人は、100元札に聴診器を当てて聞く振りをする。つまり医者をお金のために働く者として批判しているのだ。1人は赤い色の液体が入った注射器を持っている。もう1人は包丁を手にしている。3人の足元には「白い服を交換して下さい」と書かれた紙が置かれ、そのそばには「山岳地帯の貧しい学生のために寄付金を募る」と書かれた募金箱もある。彼らの話によると、このパフォーマンスの目的は中国医療業界の不正や利益のみを追求する傾向を批判すると同時に、山岳地帯の貧しい学生のために寄付金を募ることだと言う。彼らは柳州市の大学生で、そのうち2人はすでに卒業していた。彼らにとって、警察に通報・連行されたことは予想外だった。それでも少し3人の心を慰めたことは、市民が彼らの行動に対し、わずかながらも支援をしたことだ。募金箱には32.5元(約488円)のお金が集まった。彼らはこの貴重な募金を、すべて柳州市共産主義青年団の募金機関に寄付した。

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