西側諸国が中国を内政干渉と批判、中国外交部「良いことだ」―米華字メディア

Record China    2017年12月12日(火) 17時50分

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11日、米華字メディア・多維新聞は、オーストラリアに続いてニュージーランドやカナダからも中国の内政干渉に対する憂慮の声が出ていると報じた。写真はニュージーランド・ウェリントンの国会議事堂。

2017年12月11日、米華字メディア・多維新聞は、オーストラリアに続いてニュージーランドやカナダからも中国の内政干渉に対する憂慮の声が出ていると報じた。

記事によると、英フィナンシャル・タイムズは11日、「ニュージーランドでは近ごろスパイ事件が複数発生している。これは中国政府がニュージーランドで増加中の中国人コミュニティーに影響を及ぼそうとしていることの表れだ。同国のアーダーン首相や政府通信保安局長が報告会において、中国政府によるニュージーランド、オーストラリア両国への政治的影響に対する憂慮を示した」と伝えた。

また、カナダ安全情報局(CSIS)の元幹部は「科学研究費の支出が世界トップレベルであること、天然資源が豊富であること、科学技術、商業、国防に関する多くの機密を持っていることから、中国はカナダ征服を試み続けている。中国は欧米に通じる重要な門戸として、カナダに対して手を緩めることはないだろう。カナダ政府は中国政府と付き合う際、十分に気をつけなければならない」と指摘したという。

これらの発言に対し、中国外交部の陸慷(ルー・カン)報道官は11日に「近ごろ、少なからぬ西側国家で一部の人が内政干渉について関心を抱いているようだ。『他国の内政に干渉してはならない』というのは国連憲章に定められた国際関係の基本ルールであり、関心を持つのは良いことだと思う。わが国は1949年の建国以降、独立自主の平和外交政策を保ち続けてきたと同時に、他国との関係発展において相手の内政を干渉しないという原則を守り続けてきた。わが国が他国に内政干渉することはないし、他国による中国への内政干渉も断固許さない」とコメントしている。(翻訳・編集/川尻

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