Record China 2008年8月13日(水) 0時59分
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12日、五輪開催に際して、不潔な行動とされた痰吐き行動を阻止すべく、4千人のボランティアが「痰のない国、中国」を目指して立ち上がった。写真は北京市の西単。
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2008年8月12日、新京報は街中で平気で痰を吐こうとする人々に紙を差し出すボランティアに取材を行った。五輪開催が決定し、マナーに反する行動として挙げられたのがやたらに痰を吐くという行動だった。これを阻止し、「痰のない街、北京」「痰のない国、中国」を目指して立ち上がったのが王濤(ワン・タオ)さんだ。
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今でこそ、ボランティアは4千人を数え、北京だけではなく、天津や長春など各地で活動を行っているが、初めから順調だったわけではない。王さんの活動は2006年から始まった。痰を吐こうとする咳の音に反応して紙を渡す王さん、当初活動を始めたのは5月4日の天安門広場。差し出された男性は怪訝顔で王さんを無視、痰を吐くとその場を立ち去った。王さんは地面に吐かれた痰をふき取ったという。
「それは気分のいいものではないよ」と語る王さん。無視されただけではなく、殴られたこともあるとか。しかし、06年7月に「痰吐くなネット」を作ると共感するボランティアが集まり始めた。企業からの協賛金はない。当初から王さんの給料が資金源だ。
王さんは一人一人声をかけながら今までに2万人に、痰を吐かないよう運動してきたという。「北京好人」のあだ名もつく王さん、「五輪期間中、痰の話題が海外に伝えられたら恥ずかしい」。王さんに率いられた「緑色啄木鳥組織」4千人は、緑のワッペンを胸に、「痰のない国、中国」が実現するまで今日も活動を行う。(翻訳・編集/小坂)
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