加害者は日本人?京浜東北線車内で中国人男性が暴行被害、情報は錯そう

Record China    2017年12月4日(月) 18時0分

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3日、自メディア・東京新青年は電車内で暴力をふるわれる男性を捉えた動画を掲載し、「京浜東北線の赤羽駅で2日夜7時20分ごろ、暴行事件が起きた」と伝えた。資料写真。

2017年12月3日、JR京浜東北線の赤羽駅で2日夜7時20分ごろ発生したとされる暴行事件を、複数の中国メディアが伝えている。

自メディア(新興メディア)・東京新青年が掲載した動画には、電車内で座席に座る男性に対して、別の2人の男性が殴る蹴るの暴行を加える様子が映っている。記事は、騒動の様子をとらえた動画が日本のSNS上で話題になり、「何もしていない中国人男性が日本人2人を見ただけで殴られた。男性は脳振とうを起こした」という内容の投稿が寄せられたことなどを説明している。

東京新青年は、「被害者の中国人男性と連絡を取ることができた」とし、チャットアプリによるやり取りを掲載。それによると、被害者は「何もしていないのにいきなりこめかみを殴られ、目の前が真っ暗になった」「食事もできないほど顔がはれた」「病院では、自分を見た子どもが泣き出した」「加害者が日本人かどうかは分からない。彼らが韓国語を話しているのを聞いたという人もいる。いずれにせよ中国人ではなかった」などと説明しているようだ。また、暴行は加害者2人が乗車した西川口から赤羽まで続いたとも伝えられている。

加害者についてはさまざまな情報が錯綜している。日本のネット上では当初、「外国人同士のトラブル」という情報が出ていた。動画では、暴行を止めようとしている日本人男性が「NO、NO」と英語を使っていること、加害者の一人が発した日本語になまりがあるように聞こえることから、日本人ではないという見方も。さらに、転載された動画を見たユーザーからは「モンゴル語が聞こえた」という証言も出ている模様だ。

一方で、中国メディア・海外網は4日付で「ちらっと見ただけで殴られた!中国人男性が日本人2人に殴打され骨折」との見出しでこの騒動を報じた。見出しでは「日本人」と断定しているが、記事内では「加害者は酒に酔ったとみられる日本人で右翼との情報もあるが、これまでのところ警察のコメントは出ていない」としている。このほか、微博で動画を転載したアカウントも、「日本の右翼に暴行を受けた」としている。(翻訳・編集/野谷

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