少し遅い秋を探しに、上海から日帰りで蘇州「斜塔」の紅葉を楽しむ!

フライメディア    2017年12月5日(火) 1時50分

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上海から高速鉄道で約25分ほどの距離にある「蘇州(江蘇省)」は、中国国内や外国人の旅行客から支持の高い人気の観光地だ。

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上海から高速鉄道で約25分ほどの距離にある「蘇州(江蘇省)」は、中国国内や外国人の旅行客から支持の高い人気の観光地だ。

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蘇州は水路がはりめぐらされる水郷の都市で、黒瓦と白壁の街並みが美しく、古典園林など世界遺産に登録されている名所があり、訪れる人を魅了している。

今回、紹介するのは、蘇州観光ではずせない「虎丘(こきゅう)」と呼ばれる景勝地だ。今の時期はちょうど黄色のカーテンのようなイチョウ並木などの紅葉が楽しめる。

虎丘は小高い丘で、呉王の墓があるとされているところで、広大な敷地を有して、木々が生い茂り、竹林もあり、緑多く、空気がすがすがしい。

散策するにもぴったりで、四季折々に変化する自然の景色もファンが多い。

この虎丘で有名なのが、ここに建つ塔で、名称は雲岩寺塔なのだが、その場所の名「虎丘塔」と呼ばれることが多い。この塔は北宋時代(961年)に創建され、八角形七層の塔で、高さが47.7メートル、レンガ造りだ。

この塔がなぜ有名なのかというと、地盤沈下により塔が傾いていて、「中国のピサの斜塔」とも呼ばれているからだ。ちなみに現在の最大傾斜度は3.59度と測定(2015年)されているが、目の前で見ると、いつ倒れても不思議でないほど、その傾きに迫力を感じる。

以前はこの塔の1階部分は中に入って見学することができたのだが、当然、現在は中に入ることはできない。

「虎丘」景勝地への入口からこの斜塔に向かって歩いていくと、三千本の宝剣が埋められたという「剣池」をはじめ「試剣石」、「千人石」など、歴史にまつわる伝説が残る名所も多く、ゆっくり見てまわると1.5時間以上はかかる。

もちろん、時間があれば、竹林、茶楼で休んだり、運河につながる水路を小舟で遊覧し、周辺の古い街並みを見てまわるのも良い。

今年の虎丘のイチョウ並木の見頃は11月末から12月初旬。天気が良いと光を浴びて小金色に輝くイチョウ並木が青空に美しく映える。

有名な宋代の詩人、蘇東坡が「到蘇州不遊虎丘者、乃憾事也(蘇州を訪れて虎丘を見物しないのは、遺憾である)」と讃える句を詠むほどの景勝地、上海から日帰りもできる距離なので、週末には残り少ない秋を楽しむ人も多く訪れる。(提供/フライメディア)

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