恐龍より数億年早生まれ!「生きた化石」マミズクラゲを採取―河南省

Record China    2008年8月6日(水) 18時11分

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4日、河南省のダム水域で、希少種として珍重されている「マミズクラゲ」の生体が採取された。国内でも有数の保護種であるマミズクラゲは、環境汚染のない止水域にしか生息しておらず、環境保護の観点からも貴重な研究材料となる。

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2008年8月4日、河南省の浮戯山景観区にあるダム水域で、水産科学研究院の専門家2人が希少種として珍重されている「マミズクラゲ」の生体を採取し、生態研究のために持ち帰った。国内でも有数の保護種であるマミズクラゲは、環境汚染のない止水域にしか生息しておらず、環境保護の観点からも貴重な研究材料となる。

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マミズクラゲは長江周辺を原産とする親指大の淡水クラゲで、全世界で11種生息するうちの9種が中国に生息している。地球上で最も原始的な生物に数えられ、その歴史は6億5000万年、実に恐竜よりも数億年早くに出現していたとされ、まさに「生きた化石」である。繁殖期が春であることから中国では「桃花クラゲ」とも呼ばれている。しばしば大量発生することがあるが、多くは数日から10数日で消滅するため、今回のように生体で捕獲するのは困難とされる。

環境汚染に弱いマミズクラゲだが、越冬期など生存の危機を迎えると表面を殻で覆った「被嚢体」に変態し、200〜300年は生きながらえるという。このほどの研究では、その生態バランスや環境汚染との関係について掘り下げられることになる。(翻訳・編集/愛玉)

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