<点描・北京五輪>朝倉浩之の眼・巨大ヤオミン、五輪自転車…五輪色の北京市内

Record China    2008年8月6日(水) 21時7分

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北京五輪が迫り、町はオリンピックムードに包まれている。36度の真夏日となった3日、北京一の繁華街、王府井(ワンフージン)は地方からの観光客などを中心に大いににぎわった。写真は王府井のビルに現れた巨大「ヤオミン」像。

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北京五輪まで、あと4日に迫り、町はオリンピックムードに包まれている。

36度の真夏日となった昨日、北京一の繁華街、王府井(ワンフージン)は地方からの観光客などを中心に大いににぎわった。

大通りのスタート地点にある名門ホテルの一つ、北京飯店は各国の要人が宿泊するとあって、警備は最大級。前の道は、一部の公共交通機関を除いて、一般市民の立ち入りは一切禁止され、ぴりぴりムードが漂っていた。

繁華街の中央にある五輪グッズの販売店は大盛況。大会開催中を避けて、この時期にやってきた地方の観光客らは、少しでもオリンピック気分を味わおうと、五輪マスコットの「フーワー」をあしらったグッズなど、先を争って買い求めていた。

町の中で目に付いたのは、アスリートを起用した広告看板と、アスリートそのものの巨大な人形。こちらはバスケットボール選手で米NBAのヒューストンロケッツで活躍するヤオミン、そして女子バレーボールの中国代表選手を象った巨大人形が市民の関心を呼び、しきりにシャッターを切っていた。

短い距離を客を乗せて走る三輪自動車もオリンピックバージョンとなっていた。四川省からきたという陳さんの三輪車は、五輪マスコット「フーワー」が上部にあしらわれた自慢のものだ。かなり商売繁盛しているらしく、「まずこれで客目を引ける」と満面の笑みで語ってくれた。2,3キロのところまでしか行ってくれないが、料金は2〜3元(30円〜45円)。北京においでの方は、安全性の問題もあるから、ちょいと「覚悟」して乗ってほしい。

北京西部にある「世紀中華壇」では、北京五輪の招致からこれまでの歩みを振り返るパネル展が行われていた。中国選手ゆかりの品なども展示されており、公開初日の昨日は、家族連れやカップルなど大勢の人が訪れた。入場は無料で、門の前の窓口で、パスポートを提示して、チケットを受け取れる。入場制限があり、1日30000人しか入れないそうだが、インターネットで予約をすれば確実だ。

また中国のミニ国旗を掲げた車や「I love 中国」と書かれたTシャツを着た若者も数多く見かける。祖国が初めて迎える大イベントを心待ちにする市民たちの熱気が伝わってくる。もう北京は「オリンピック色」だ。

<注:この文章は筆者の承諾を得て個人ブログから転載したものです>

■筆者プロフィール:朝倉浩之

奈良県出身。同志社大学卒業後、民放テレビ局に入社。スポーツをメインにキャスター、ディレクターとしてスポーツ・ニュース・ドキュメンタリー等の制作・取材に関わる。現在は中国にわたり、中国スポーツの取材、執筆を行いつつ、北京の「今」をレポートする中国国際放送などの各種ラジオ番組などにも出演している。

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