LampangZ 2017年12月3日(日) 16時20分
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荷扱いが乱暴な中国地方空港で「大事な荷物は預けてはいけない」は常識。天津航空機から落下降ろしの瞬間を目撃した欧米人客は呆れ顔。エアバスA320の前方荷物室から大きな段ボールの荷物を落下させて降していた。写真は筆者提供。
2017年11月、急速に発展する中国。スマートフォンでの決済が進むなどIT化については日本を大きく引き離すほど優れているが、空港での荷物の取り扱いは乱暴だ。
中国人客が多くの荷物を機内に持ち込むのには理由があった。中国の空港は荷物を大切に扱わない習慣があり、スーツケースが破損したり、中身が壊れたりすることがとても多いから。西安から天津に到着した天津航空機、エアバスA320の前方荷物室から大きな段ボールの荷物を落下させて降していた。落下した荷物はバウンドして転がった。航空機が沖止めし、バス移動のため多くの乗客が見ていることに気がついた作業員は、途中から荷物を手で受け取り降ろす方法に変更した。後方荷物室の所にあるベルトコンベヤーなどの昇降機が前方には無い。
この様子を見ていた多くの欧米人は呆れていたが、中国人乗客は「作業員の待遇は悪いので、荷物は乱暴に扱われます。大事な荷物は預けてはいけないのです」と話す。空港全体のサービスが向上するには、まだまだ時間がかかりそうだ。
羽田に到着したスーツケースは、引き出し式取っ手が壊れてしまっていた。空港関係者によると、天津航空はスーツケースの保障について制限が厳しく、レポートを(天津・本社に)上げても却下されることが多いという。
■筆者プロフィール:LampangZ
1961年生まれ、東京出身。アジアでの体験談を中心に、どうしてこんな状況なんだろう、なぜなんだろうをお伝えします。アジアは不思議が詰まっています。
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