Record China 2019年8月15日(木) 15時0分
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12日、サウスチャイナ・モーニング・ポストは、中国人富裕層が今でも海外でブドウ園を買いあさっていると伝えた。写真はフランスのワイン。
2019年8月12日、サウスチャイナ・モーニング・ポストは、中国人富裕層が今でも海外でブドウ園を買いあさっていると伝えた。
記事は、極端な気候や世界経済の不確定性があるものの、ブドウ栽培は今でも成長を続けている産業だと紹介。資産のグローバル化と多角化を進める中国の不動産投資者にとって、ブドウ園は今でも投資リストの上位に入っているのだという。
記事によると、フランスが人気の投資先となっている。投資顧問専門機構のVineyards Bordeauxの統計によると、中国人投資者は2010年以降、計175カ所のボルドーのワイナリーを購入した。こうした投資者は主に、アルコール業務を有している人、中国のワイン需要が巨大であることを意識している人、ワインが好きで欧州での資産多様化を希望している人の3種類に分けられるとしている。
一方、もう一つのワインの産地である米国カリフォルニア州ナパバレーでの投資は減少していると記事は紹介。サザビーズインターナショナルリアルティによると、中国のバイヤーの力強さは去年ほどではなくなっているという。最近のバイヤーは、現有のワイナリーではなく、自分でブドウを栽培できる小型の個人のワイナリー付きの物件に興味を持っていると伝えた。
オーストラリアでの状況はさらに異なっていると記事は紹介。南オーストラリアのバロッサバレーでは、10%のワイナリーが中国人の手にあると伝えた。ワイン会社の買収に従事する関係者の話によると、今年に入って7件の取引を扱ったが、そのうち6件が中国人投資者に関わるものだったという。(翻訳・編集/山中)
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