Record China 2018年6月20日(水) 13時40分
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19日、シンガポール華字紙・聯合早報は、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の3度目の中国訪問について、「中国の対応が過去2回と異なる」と伝えた。写真は中朝友誼橋。
2018年6月19日、シンガポール華字紙・聯合早報は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の3度目の中国訪問について、「中国の対応が過去2回と異なる」と伝えた。
吉林大学東北アジア研究所副院長の張慧智(ジアン・フイジー)氏は、「金氏の過去2回の非公式訪問と異なり、今回は中国の官製メディアが逐一動向を伝えている」と指摘。「中国は国際社会が中朝関係への関心を高めていることを察知し、北朝鮮とのやり取りを公開し、透明性を高めようとしている」と分析した。
張氏は理由として、前回の金氏訪中に対し、トランプ米大統領が「中国が何か画策しているのではないか」と疑念を抱いたことが背景にあると指摘。このため「今回官製メディアは(疑いを持たれないように)情報公開を早めているのではないか」と推測した。
北朝鮮の指導者は通常、外遊の際は帰国後に情報を公開する。留守中の政変を警戒しているためだが、張氏は「金氏は米朝会談でシンガポールを訪れるなど、政権が極めて安定していることを示した。だから今回も安心して外遊しているのではないか」と説明した。(翻訳・編集/大宮)
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