<中華経済>山西省の石炭供給、08年は2億トン不足見通し―中国

Record China    2008年7月31日(木) 4時40分

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30日、08年は山西省の石炭供給量が需要に対して約2億トン不足する見通しとなった。生産が需要に追いつかない状態で、火力発電所の需要増に加え、省内の工業、家庭向けでも需要が拡大していることが背景にある。

2008年7月30日、29日付香港・経済通によると、08年は山西省の石炭供給量が需要に対して約2億トン不足する見通しとなった。生産が需要に追いつかない状態で、火力発電所の需要増に加え、省内の工業、家庭向けでも需要が拡大していることが背景にある。2億トンは国内主要石炭省の2、3省分の通年石炭生産量に匹敵するという。

山西省は中国最大の石炭生産省で、生産量は中国全体の4分の3を占める。08年に同省が省外の主要顧客に供給する石炭の量は計3億7000万トン。このほかにも省外の発電所271カ所に計2億7000万トンの燃料炭を供給することで契約を済ませている。

山西省石炭局の王守禎局長によると、需要増を背景に、同省では大型炭鉱の増産や閉鎖した中小炭鉱の生産再開、鉱山の開発スピードの加速などの措置に取り組んできた。上半期の石炭生産量は前年同期に比べ14%増の3億3000万トン、販売量も同10%増の2億7800万トンとそれぞれ2ケタの伸びを示した。

また、山西省経済委員会の洪発科主任は、発電所と四川地震の被災地への供給を優先的に行うとの方針を示した。(翻訳・編集/KS)

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