<続報>「アリババ」CEOのモザイク像、展示ならず―浙江省杭州市

Record China    2008年7月31日(木) 12時53分

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7月28日、銭江新城彫刻展の組織委員会が「アリババ」馬雲CEOをモチーフにした「偶像―馬雲」と題した彫刻作品の展示を認めなかった。作者は馬CEO本人の同意を得ず出品していた。写真は馬雲氏。

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2008年7月28日、中国新聞網によると、第3回西湖国際彫刻展・銭江新城彫刻展の組織委員会が「偶像―馬雲」と題した彫刻作品の展示を認めなかった。この彫刻作品は高さ2m、重さ2tで、企業間電子商取引サイト「アリババ」のCEOである馬雲(マー・ユン)氏のモザイク像。

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同彫刻展組織委員会の委員で、中国美術学院彫刻科の龍翔(ロン・シャン)教授によれば、今回の彫刻展には約100作品が集まり、その多くが杭州を代表する蓮の花や西湖の水をモチーフにしたものだったが、アリババCEO馬雲氏の頭像は唯一、特定の人物をモチーフにした作品だった。その後、公開審査により、55作品の展示が決定。10月1日に落成する杭州市の銭江新城CBDで1年間にわたり展示され、一部の作品は永久に展示される予定だという。

頭像の作者、浙江省美術家協会会員の銭雲(チエン・ユン)氏は、浙江省を代表するネットワーク時代の象徴としてアリババCEOの馬雲氏をモチーフに選んだが、馬氏本人には連絡がついておらず、今回の落選は肖像権などの問題を考慮してのことだろうと話している。龍教授は、本人や社会一般の同意もなく公共の場に個人の頭像を展示するのは適当ではなく、作者も同意の上でのことだとした。(翻訳・編集/岡田)

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