2008年7月28日、中国新聞社は五輪開会を目前に北京市のセキュリティ対策が急ピッチで進行していることを報じた。原子・生物・化学兵器(ABC兵器)対策までもが実施されているという。

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26日、数万か所にも上る中国各地の病院にABC兵器対策マニュアルが配布された。放射能被爆対策、化学薬品中毒の診断、さらには炭疽菌、ペスト、天然痘など致死率の高い伝染病の治療方法までが記されている。

さらに8月8日の開幕式には、北京市上空の飛行が禁止されるが、禁止時間が1時間繰り上げられ、現地時間夜7時からに変更された。ある関係者によると、五輪メインスタジアム付近には地対空ミサイルが配備されているものの、911式の体当たり攻撃を仕掛けられた場合迎撃は不可能と判断されたという。交通機関の検査強化、治安ボランティアの動員など各種対策も進められており、まさに厳戒態勢で五輪を迎えることとなる。（翻訳・編集/KT）