2008年7月27日、四川新聞網によれば、7月26日午後5時24分から27日午前6時55分までの14時間で、3頭の母パンダが合計4頭の赤ちゃんパンダを出産したと、成都パンダ繁殖研究基地が発表した。短時間で次々に出産することは、パンダの繁殖活動史上類を見ない出来事だという。

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7月26日午後5時24分、9歳のパンダ「奇縁」が1頭の赤ちゃんパンダを出産し、午後6時16分にはもう1頭を出産。調べにより、2頭は双子で、いずれもメス。体重は135gと132gだという。出産の際、赤ちゃんパンダが胎膜に包まれたままになってしまい、呼吸困難の症状が現れたことで、「奇縁」のもとから赤ちゃんパンダを引き離し、胎膜を剥がす場面もあったという。

次に27日の午前7時51分、今度は8歳のパンダ「成功」が1頭を出産。体重は117g。「成功」は赤ちゃんの世話をした経験がなく、その意志もなかったことから、この赤ちゃんは経験豊富な「奇縁」に代わりに育ててもらうことになった。そして27日朝6時55分、別の8歳のパンダ「珠珠」も出産。体重は186g。「珠珠」は今回が初めての出産だったが、母親として赤ちゃんパンダの世話を始めているという。（翻訳・編集/岡田）