Record China 2008年7月25日(金) 14時1分
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23日、北京五輪での台湾の呼称が「中国台北」になるという報道は台湾側の猛反発を招いたが、中国国務院台湾事務弁公室は従来通りの呼称「中華台北」を使用すると明言。写真は北京五輪メインスタジアム「鳥の巣」。
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2008年7月23日、北京五輪での台湾五輪代表の呼称問題について中国国務院台湾事務弁公室の楊毅(ヤン・イー)報道官は以下の談話を発表した。「中国新聞網」が伝えた。
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「1979年のIOC(国際オリンピック委員会)『名古屋決議』で中国の五輪復帰が認められたが、この時台北にあったオリンピック委員会の英文名称が『CHINESE TAIPEI OLYMPIC COMMITTEE』。これを中国大陸側は『中国台北』と翻訳した。1981年3月に台湾側は『名古屋決議』を受け入れ自らを『中華台北』と訳したため、中台両岸で異なる翻訳の歴史が存在することに」
「この名称について1989年4月に両岸の五輪委員会責任者が香港で協議し、大陸側での『中華台北』使用範囲などについて明確に規定。大陸側はこの協議に従い、範囲内の呼称には『中華台北』を、範囲外のものについては『中国台北』を使用してきた。今回の台湾メディアの報道はこの香港の協議を混同したもので、客観的な事実に反し、中台双方の信頼に水を差すものだ」
楊報道官は「両岸同胞は1つの家族。北京五輪は中華民族100年来の夢がかなうものであり、中台双方は和やかな雰囲気のなかで夢の実現に向けて互いに努力していこう」と呼びかけた。(翻訳・編集/本郷)
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