<神舟7号>ロシア型宇宙服など、遊泳時の詳細が判明―中国

Record China    2008年7月25日(金) 9時56分

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23日、10月に打ち上げが予定されている有人宇宙飛行船「神舟7号」の乗組員が宇宙遊泳する際に着用する宇宙服や安全ベルトなどの詳細が判明したという。写真は7月10日、酒泉衛星発射センターへ運ばれる「神舟7号」。

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2008年7月23日、「北京晩報」の報道によると、10月に打ち上げが予定されている有人宇宙飛行船「神舟7号」の乗組員が宇宙遊泳する際に着用する宇宙服や安全ベルトなどの詳細が判明したという。

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専門家の話では、現在宇宙服には米国スタイルとロシアスタイルの2種類があり、米国スタイルの宇宙服は、全体が軟らかい材料で作られ、上下が分かれているものの自分1人で着用出来ず、補助が必要。一方、ロシアスタイルは、ひじとひざの部分に柔らかい材料が使われている以外はすべて金属で出来ており、1人で着用できる。今回神舟7号の乗組員が着用するタイプは、ロシアスタイルをモデルにした中国自主開発の宇宙服だという。

また、宇宙遊泳の際の「安全ベルト」には大きくわけて2種類あり、1つは安全ベルトを通じて宇宙遊泳者に空気や電源、温度調節機能など生命を守るための機能を提供する、まるで母体と胎児を結んでいるかのような「へその緒タイプ」。もう1つは生命維持機能は宇宙服自体にすべて備わっており、安全ベルトの機能は宇宙船から離脱しないためだけに限られた「命綱タイプ」。さらにこのタイプは、船から宇宙へ出る前にあらかじめ身体に結んでおくタイプと、宇宙へ出てから所定の位置で結ぶタイプの2つに分れる。神舟7号ではあらかじめ結んでおくタイプを採用し、宇宙遊泳の時間は30分から1時間を予定しているという。(翻訳・編集/HA)

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