<北京五輪・関連>進む情報公開、外国メディアに全面協力へ―中国

Record China    2008年7月20日(日) 18時28分

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19日、中国網は、北京五輪組織委員会が「取材には誠実に対応し外国メディアの要求に応える」という方針を打ち立てたと報じた。政治的に敏感な問題にも関係者が積極的に答えているという。写真は2008北京国際ニュースセンター。

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2008年7月19日、中国網は北京五輪組織委員会が「取材には誠実に対応し外国メディアの要求に応える」という方針を打ち立てたことを報じ、以前ならば「ノーコメント」で通していたような政治的問題にも関係者が積極的に答えていると伝えた。

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「五輪ボランティアを取材したいので一人紹介してください」「韓国語を話せる人にしてくれませんか?」「やっぱり韓国語を話せる朝鮮族のボランティアがいいです」「やっぱりインタビューはやめます」

これは2008北京国際ニュースセンターで実際にあったやりとりだという。さんざんスタッフを振りまわした揚げ句に取材を中止した韓国人記者は、最後に親指を立ててにやっと笑ったという。

8月には正式に登録した記者が2万人以上、未登録の記者も1万人近く北京を訪問すると見られるが、先のやり取りのように、多くの記者は五輪取材よりも中国のあら探しなど別の目的を持っていると分析した。

しかし、五輪組織委員会は「外国メディアの要求に絶対に応える」との方針を打ち立て、あら探しをする外国メディアにも協力する、情報を完全にオープンにした五輪を目指しているという。中国の象徴である天安門広場での外国メディア生放送を許可したり、放送事故を防ぐため一般的に行われていたディレイ放送を廃止するなど、中国はこれまでにない協力的な姿勢を見せている。

かつては政治的に敏感な問題に関しては「ノーコメント」の一言で片付けていた政府関係者もきちんとコメントを出すなどその態度の変化には驚くべきものがある。四川大地震の報道でも見せた情報オープン化の流れは北京五輪でも引き継がれ加速していくことになりそうだ。(翻訳・編集/KT)

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