2008年7月18日、米国のシンクタンク「ジェームズタウン財団（Jamestown Foundation）」の軍事評論家は今月11日に発表した文章の中で、毎年8月にモンゴルで行われている国連平和維持軍の合同演習「カーンクエスト」が今年は北京五輪の影響を受けて9月5日から実施されることになったと明らかにした。中国の「国際在線」が伝えた。

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この件について、モンゴル軍総参謀部高官は15日「今年の『カーンクエスト』は1か月遅れての実施となる。理由は中国で8月に行われる北京五輪のためで、中国政府は五輪開催期間中の外国軍用機の中国上空の飛行をすべて禁じている」と述べている。同高官はさらに、「これまで『カーンクエスト』に参加する国は、毎年中国政府の許可を得て中国領空を通過してきた。今年は五輪開催期間中の安全対策のため、すべての外国軍用機と武器を搭載した航空機の飛行を禁止した中国政府に対し、我々は理解と支持を表明する」と語った。

「カーンクエスト」は2001年から行われており、当初はモンゴル軍と米軍2か国の合同演習だった。昨年はさらにアジアから6か国が参加し、中、ロ、日からオブザーバーが派遣された。（翻訳・編集/本郷）