Record China 2008年7月18日(金) 22時10分
拡大
18日、今年の春節(旧正月)の交通パニックは大雪が原因ではなく、経済発展の不均衡による労働力の極端な集中と、出稼ぎ農民が満足な待遇を得られない現行の戸籍制度が根本原因との分析結果が出されたという。写真は08年2月の広州駅。
(1 / 8 枚)
2008年7月18日、「新華網」の報道によると、今年の春節(旧正月)の交通大パニックは大雪が原因ではなく、経済の不均衡な発展による労働力の極端な集中と、出稼ぎ農民が満足な待遇を得られない現行の戸籍制度が根本原因との分析結果が出されたという。
【その他の写真】
この分析は「広東省調査研究レポート(2008年春節、パニックの原因と対策に関する考察)」によるもので、毎年春節のたびに混乱が起きる根本原因は経済発展の地域的な不均衡にあるとしている。出稼ぎ農民は発展した東部沿海地域へ集中するが、都市では福利厚生や子供の教育の権利などの基礎となる「都市の戸籍」を得られないため、妻子を残した故郷へ戻ろうとし、短期間に全人口の約3分の1が移動する「春運」を引き起こしていると分析。今年は大雪によってパニックが強調されたに過ぎず、経済発展の地域的不均衡と戸籍制度が改善されない限り「春運」のパニックは再現されるだろうと指摘している。
また、パニック拡大の要因として「緊急事態への対応能力が弱すぎる」とも指摘し、その原因として「情報が正確でなく、また情報が必要な部署にタイムリーに伝達されていない」「緊急対応する部署がなかったり、十分機能しておらず、事前準備も不足」などを挙げている。
さらに、事前の対応策として「各種エネルギーや水、食糧、薬品などの必須物資を少なくとも数日分は確保しておく」「物資補給のチャンネルを確保しておく」などを提案している。(翻訳・編集/HA)
この記事のコメントを見る
Record China
2008/3/3
2008/5/29
2008/3/9
2008/3/11
2008/4/1
ピックアップ
we`re
RecordChina
お問い合わせ
Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら
業務提携
Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら
この記事のコメントを見る