Record China 2017年11月17日(金) 13時0分
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15日、新浪汽車に「日本人は自分たちが乗りもしない車を世界に売っている」と題する文章が掲載された。写真は日本の道路。
2017年11月15日、新浪汽車に「日本人は自分たちが乗りもしない車を世界に売っている」と題する文章が掲載された。
文章はまず、「自動車は交通手段であるだけでなく、時に身分や地位を示すシンボルともなる。だが、日本人の自動車に対する意識には巨大な変化が生じており、車を購入する人は減少。世界最大の自動車製造大国である日本社会に何が起きたのだろうか?」と読者に問いかけ、その最大の原因として若者の自動車離れを挙げる。
「自動車に対する関心は自転車に対するそれをはるかに下回っている」とし、先日開かれた東京モーターショーでも、見学者はほとんどが中高年の男性だったと紹介。若者が車を買わない理由としては「お金がないのではなく、購入後の面倒くささからだ」とし、日本の大都市では公共交通機関が整備されていること、駐車場の問題があることを指摘した。
続けて「ある調査で、自動車は仕事を始めた日本の若者が『真っ先に買いたい物』の5位という結果が出た。しかし、1970年代は1位だった」と述べ、現在の主な市場は交通手段として車が不可欠な地方であること、日本では中国の都市部ほど高級車を目にしないこと、軽自動車が買われる傾向にあることなどに言及。軽自動車人気については「販売価格、維持費が安く、小回りが利く。高齢者や主婦、通勤する人に適していて、車体が小さい以外は普通車と大して変わらない」と説明した。
文章はこの他、日本の政治家や実業家が乗る車についても触れ、「日本人にとっての自動車は移動のための道具であり、富や身分の象徴ではないのだ。日本ではどの自動車を買うかで競い合う人はいないだろう。大都市では自動車を持っていないからといって軽蔑などされない」と指摘。「あと何年かたてば中国にもこうした落ち着きのある時代が訪れるのだろう」と結んでいる。(翻訳・編集/野谷)
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