Record China 2008年7月17日(木) 15時9分
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15日、何度も「スリ」の被害に遭ったことのある女性が、被害を防ぐ目的でネット上で「スリ」の彼氏を募集し、さらには街中に募集ポスターまで張り出し、物議をかもしているという。写真は07年1月、陝西省西安市で検挙されたスリ。
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2008年7月15日、「藍十字心理援助計画」の報道によると、何度も「スリ」の被害に遭ったことのある女性が、被害を防ぐ目的でネット上で「スリ」の彼氏を募集し、さらには街中に募集ポスターまで張り出し、物議をかもしているという。
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この女性は「よくスリ被害に遭う女の子」というハンドルネームで「8日にまた被害に遭った。買ったばかりの携帯電話。もうイヤ!スリの男の子、私の彼氏になって私を守って」などとネットに書込んだ。
ネット上では「キミのやるせない気持ちはわかるけれど、スリの彼氏を募集するのは理解できない」「スリに守って貰おうなんて、バカバカしい」など大部分は彼女の考え方に批判的。
彼女は南寧市の大学生で、同市に来てから何度も被害に遭い、さらに被害は彼女の周囲でも頻繁に起きているにもかかわらず、誰も助けてくれない。こうした経験が外出の度に彼女を極度に緊張させ、肉体だけでなく精神的にも疲労困憊させていた。そんなある日、「手口を知っているスリを彼氏にしたら…」と思いつき、ネットへ書込みをし、その後実際にポスターを作り街中に張り出したという。
ある心理学者は「こうした発想は生い立ちや家庭環境に関係があり、彼女は成長の過程で何か大きなショックを受けた可能性もある」と分析し、また、市民で自発的に結成している「スリ逮捕チーム」のメンバーは「一番大切なのは自己防衛意識を高めること」とアドバイスしているという。(翻訳・編集/HA)
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