Record China 2017年11月13日(月) 10時30分
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10日、中国のネット上に目の不自由な人に対する日本と中国の対応の違いについて分析するコラムが掲載された。写真は視覚障害者誘導用ブロック。
2017年11月10日、中国のネット上に目の不自由な人に対する日本と中国の対応の違いについて分析するコラムが掲載された。
作者はまず、中国の視覚障害者誘導用の点字ブロックの現状について紹介。途中に木が植えてあったり、柵があったり、電柱があったり、マンホールのふたが空いた状態であったりと、施工段階で目の不自由な人のことをまったく考えていないような状況が多く見られると写真で紹介した。
さらに、施工は問題なくても点字ブロック上に車が駐車してあったり、自転車が止めてあったり、露天が店を開いていたりなど、やはり目の不自由な人の利便性など少しも考えていない状況だと指摘。目の不自由な人が1人で外出するのはまず不可能だと伝えた。
一方、日本の目の不自由な人は、非常に「活発」だと紹介。公共の場所において1人で行動している目の不自由な人をよく見かけるという。これは、日本のバリアフリー設備と国民の民度が大きく関係していると分析した。
例えば、日本では点字ブロックを別のものが邪魔するという状況はまずないと紹介。歩行者も点字ブロックは避けて通るようにしているという。押しボタン式信号には、障害者や高齢者のためにボタンを押すと青信号の時間が延長されるものもあると伝えた。
さらに、電車の切符を購入する際には、機械に音声案内や点字が付いていること、駅構内でも点字ブロックのほか音声案内もあり、駅職員や駅利用者などから助けを得ることもできて、日本は社会的弱者に対する優しさにあふれていると紹介した。
このほか、シャンプーとリンスの区別ができるよう、シャンプーの容器には突起があること、紙パックの牛乳には開け口とは反対側に切り込みがあってどちらが開け口が分かるようになっていることなどを紹介。生活のあらゆるところに配慮が示されているので、目の不自由な人も健常者と同じように自由に外出し生活できるのだと伝えた。(翻訳・編集/山中)
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