Record China 2017年12月4日(月) 12時20分
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2日、中国メディアの新華社は、日本のトイレ文化について紹介する記事を掲載した。写真は日本のトイレ。
2017年12月2日、中国メディアの新華社は、日本のトイレ文化について紹介する記事を掲載した。
記事は、2010年にヒットした歌「トイレの神様」から、日本人はトイレを汚いところではなく「神聖なところ」としていることが分かると紹介。独特のトイレ文化を生み出したとした。
そのうえで、日本のトイレの特徴に言及。公共のトイレはどこもきれいで、温水洗浄便座の普及率は約80%に達すると伝えた。そして、日本のトイレはもはや「指先」ですべて解決できるほど進化しており、ボタン1つで洗浄、温風乾燥、消臭などができると紹介した。
また、公共のトイレにはトイレットペーパーが2つ以上備えられていることや、紙が水溶性で水圧も十分高いため中国とは異なり便器へ直接紙を流すことができることに触れた。さらに「音姫」という、トイレ用擬音装置があると紹介。当初は女性用として発明されたが、今では男性用含め多くのトイレで採用されていると伝えた。
記事はまた、「日本の公共のトイレは、特に女性に優しい設計である」とし、例として子ども用の椅子やおむつの交換台、独立した化粧台などが設置されていることを紹介。日本でトイレのことを「化粧室」と呼ぶのはこのためだと伝えた。
ほかにも、高齢者や障がい者のための個室も紹介。「ドアが大きく、手すりが至る所に設置されていて、緊急用の呼び出しボタンまである」と、その親切な設計を称賛した。
記事は最後に、「日本の公衆トイレも昔からきれいだったわけではなく、かつては汚くて暗いところだった」と指摘。「80年代以降、生活が豊かになるにつれて公共施設に対する要求も高くなり、トイレ革命が起きた。現在のトイレの建設と管理はよい成果を収めており、トイレは日本の科学技術レベルと文明度、および審美観を反映している」と結んでいる。現在、中国でも「トイレ革命」が進行中で、便利さや清潔さが備わったトイレが続々と登場しているようだ。(翻訳・編集/山中)
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