<北京五輪>「緊急性ない手術の延期も」血液確保で政府が指示―中国

Record China    2008年7月7日(月) 6時28分

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報道によると7月3日、中国政府は北京五輪の競技開催都市に対し、輸血用血液確保をはかるよう指示。緊急性のない一般人の手術の時期調整も求めている。写真は08年「世界献血デー」の中国各地。

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中国新聞社が伝えたところによると、2008年7月3日、中国政府は五輪開催中の不測の事態に備え、輸血用血液を確保するため、北京をはじめ競技開催都市に対策をとるよう緊急通知した。

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具体的には、血液のストックを増やすため、予約献血の管理を万全にし、特にRHマイナス型の登録者を確保するよう求めている。

さらに、常に一定の血液量を保つため、個別の患者の手術で輸血量が多かったり、RHマイナスなど希少な血液を必要とするケースに関しては実施時期を調整するよう指示している。

さらに1−2か月は手術しなくても病状に影響しない患者については、手術の延期も選択肢に入れることを求めている。ただし、この措置は「一般人よりスポーツ選手を優先するためのものではない」と断った上、「国際救急救命の慣例に則り、危篤の病人や緊急患者には先に応急手当てを施し、状況により時期を選んで手術を行う」としている。

政府は、7月上旬をめどに競技開催都市を対象にした血液供給のシミュレーション訓練を実施する方針。(翻訳・編集/汪葉月)

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