アムール川上流の2島など中国に移譲、中ロの長年の国境問題解決へ―ロシアメディア

Record China    2008年7月6日(日) 23時4分

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7月4日の報道によると、ロシア政府はアムール川上流のタラバーロフ島と大ウスリー島について、中ロの国境境界線工事が終わり、8月に中国に移譲すると発表。写真は大ウスリー島。

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2008年7月4日、ロシアメディアの報道を中国新聞ネットが伝えたところによると、ロシア政府はアムール川上流のタラバーロフ島と大ウスリー島について、中ロの国境境界線工事が終わり、8月に中国に移譲すると発表した。ロシア連邦保安庁(FSB)沿岸警備部北東国境警備局のワレリー・プトフ局長が記者会見で明らかにした。

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1969年にアムール川支流のウスリー川の中州にあるダマンスキー島を巡って中ソ国境紛争が勃発して以来、両国にとって国境線画定は長年の課題。この問題を巡る協定は数次にわたるが、2004年10月に締結した「中ロ国境協定」により、大ウスリー島のハバロフスク側の部分は、ロシアに帰属し、同島の残り半分とタラバーロフ島は中国に移譲されることが決まっていた。この夏の移譲実現で、40年近い両国の国境問題が全面解決を見ることになる。

プトフ局長によれば、島に駐在していた国境軍は撤収作業を終え、現在は各種設備の据え付け作業も完成、8月には国境警備隊を新駐屯地に派遣するとしている。さらにハバロフスク付近には全長10kmに渡る国境警備地区をつくり、現在、すでに警備システムを設置して監視可能な状態になっているという。(翻訳・編集/中原)

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