証券型ファンド、上半期の平均欠損35%を超過―中国

Record China    2008年7月4日(金) 9時39分

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2日、証券取引市場の大幅な値下がりの影響により、08年上半期のファンド全体に欠損が出ており、とくに証券型ファンドでは35%を超える平均欠損が出たという。資料写真。

2008年7月2日、新華網によれば、中国銀河証券基金研究センターが最新の統計データを明らかにした。証券取引市場の大幅な値下がりの影響により、2008年上半期のファンド全体に欠損が出ており、特に証券型ファンドでは35%を超える平均欠損が出たという。

同センターが発表した「2008年上半期中国証券投資基金業績統計報告」によれば、6月30日までに、123種の証券型ファンドの平均純額下落幅は35.69%、指数型ファンドの44.82%などと比べると、比較的良好な下落幅となった。

各ファンドの中で、平均業績が最も良かったものは中短期債券型ファンドと為替市場ファンドで、上半期の平均純額成長率は1%以上だった。このほか、債券型ファンドも比較的良好で、上半期の平均純額の下落幅は1.42%、低リスク型ファンドは13.04%の平均純額下落幅となった。

同期の証券市場とファンドの業績について、中国銀河証券研究所基金研究センターの胡立峰(フー・リーフォン)氏は、国内外における大型・小型の非流通株売却という圧力など様々な要因が組み合わさって、2008年上半期の中国市場に大きな下落がもたらされたと見ている。上海総合指数は48%も下落し、これまで良好な業績を続けてきたファンドもこうしたリスクを免れないとしている。(翻訳・編集/岡田)

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