2008年6月27日、ドイツのラジオ局、ヴォイスオブドイツが、30日付の解任が決まったカヌー中国代表のドイツ人監督、ヨーゼフ・カプサック氏にインタビューし、真相に迫った。

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北京五輪を目前にした解任について、国家体育総局水上スポーツ管理センターは「成績不振が理由」とコメント。これに対し、ヨーゼフ監督は「中国代表の成績には問題がなく、金メダルも狙える」と反論。解任されるのは「自分と中国のスポーツ行政官僚との衝突が原因」と明かした。

同監督は選手のプライバシーを重んじ、過度な管理は行わない方針だったが、これは選手からは支持されたものの、“軍隊式”の厳しい管理を重んじる中国スポーツ界上層部の意向とは合わなかった。そのため、選手の管理や選考をめぐっての衝突が繰り返されていたという。同監督は「選手を過度に追い込み、性急に成果を求める中国スポーツ界の体質は誤っている」と批判した。（翻訳・編集/KT）