<中華経済>大手航空会社が燃油サーチャージの引き上げ申請、航空燃料値上げに対応―中国

Record China    2008年6月23日(月) 16時34分

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23日、中国三大航空会社の中国東方航空、中国南方航空の2社が、燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)の引き上げを政府当局に申請した。中国国際航空も近く申請を提出する見通しという。写真は中国南方航空。

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2008年6月23日、23日付京華時報によると、中国三大航空会社の中国東方航空中国南方航空の2社が、燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)の引き上げを政府当局に申請した。中国国際航空も近く申請を提出する見通しという。国家発展・改革委員会(発改委)が19日、20日から中国国内で石油製品の値上げを決めたことによる対応で、航空燃料の値上げは航空会社に大きな影響を与えると懸念されている。

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値上げの対象はガソリン、ディーゼル油、航空燃料の3種で、引き上げ幅はガソリンとディーゼル油が1トン当たり1000元、航空燃料が同1500元となる。

南方航空の劉紹勇董事長は、航空燃料の引き上げを受けて、中国航空業界全体で年間150億元の支出増となることが見込まれると指摘し、「業界への影響は大きい」と述べた。また、南方航空は国内航空会社の中で保有機体数が最も多いため、被害も特に大きいとみられる。

中国航空業界の現時点での燃油サーチャージの徴収基準は、800キロ以内が1人当たり60元、800キロ以上が100元となる。

原油高による燃料コストの削減を目的に、中国東方航空、中国南方航空は6月初旬、一部の国際便の本数を減らすことを決定した。(翻訳・編集/KS)

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