穀物類の夏季収穫はひとまず「豊作」、秋季は天災など障害多数―農業部

Record China    2008年6月23日(月) 17時23分

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22日、中国農業部によると今夏季の穀物類は「豊作」と見ており、穀物総収穫量は1億2000万tと見込まれている。しかし洪水や干ばつ被害を見込み、次シーズンの収穫には課題が山積しているとした。資料写真。

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2008年6月22日、中国農業部・孫政才(スン・ジョンツァイ)部長は、小麦の収穫が全国的に収束するシーズンを迎え、今夏季の穀物類について「豊作」と太鼓判を押した。今夏の穀物総収穫量は1億2000万tと見込まれ、5年連続の増産となる。新華社が伝えた。

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同氏は、年初に南部で大雪による大規模な被災があったほか病害や虫害が多発したなか、中央政府の農業強化政策や、各農業部門での組織力強化や効果的な施策により、このような増産を達成できたとしている。中央政府による農業強化政策では、良質な種子や農機具購入資金、農業資金などの支給を実施、同政策で昨年を85%も上回る約950億元(約1兆4250億円)を投入した。

しかし1年の収穫量を決定づけるのは、秋季の収穫。現在、南部を襲っている洪水をはじめ、干ばつや台風の被害が例年より増大することが懸念されている状況下、農業物資価格の上昇や相対的な農業収益の下降などマイナス要素を乗り越えながら、今年通年の収穫量を増産へ持ち込むのは、まだ課題が山積のようだ。(翻訳・編集/愛玉)

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