<四川大地震>義援金計195億円が未着、そのわけは?―中国

Record China    2008年6月21日(土) 11時35分

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6月20日の報道によると、四川大地震の義援金として全国各地から被災地に送られた6960億円のうち、約195億円が未着の状態だという。写真は被災地への寄付金を握り締める広東省の小学生たち。

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2008年6月20日、北京晨報が民政部の統計資料として伝えたところによると、四川大地震の義援金として全国各地から被災地に送られた義援金463億8000万元(約6960億円)のうち、13億元(約195億円)が未着の状態だという。

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中国貧困扶助基金会で企業義援金を担当する彭玲(ポン・リン)氏によると、このように「送った」側で発表された額面と、実際に被災地に届く額面の間に誤差が生まれるのは、主に2つの原因があるという。1つ目は企業や個人による「慈善パフォーマンス」で、発表した寄付金額を全額は送っていないもの。もう1つは、寄付主によっては予定額を分割で送金してくる場合があり、統計上数字が合わなくなるケースか、あるいは寄付主が具体的な送金先機関を選定するまで、送金をしぶるケースもあるという。

また、その逆に同じ寄付主から、手違いで二重送金が行われるケースも。記載された金額を上回る額が送金されてくるわけだが、そのような場合は、会計検査署(審計署)の要求に従い、義援金受領リストの中には納入されず、先方との確認作業を優先することになっている。

このように、「義援金の未着」には様々な側面があり、必ずしも「虚偽の慈善」ばかりが原因ではないという。(翻訳・編集/愛玉)

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