<四川大地震>震災ドメイン名を販売、学校再建の資金に?―中国

Record China    2008年6月18日(水) 3時14分

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16日、倒壊した小学校舎の再建のため四川大地震にちなんだドメイン名を販売すると、6日、ある男性がネット上に書き込みをした。「災害を食い物にしようとしているのは?」との疑念が噴出している。写真は被災地四川省徳陽市の希望小学校。

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2008年6月16日、北方網によれば、四川大地震の“5・12”にちなんだ複数のドメイン名を販売すると、6日、ある男性がネット上に書き込みをした。ドメイン販売により得られたお金は四川大地震の倒壊した3か所の小学校再建に使うという。

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ドメイン名を売りに出したのは、湖北省の農村出身で江蘇省の衣料企業に勤める男性。男性は消防隊に所属し、救援活動の経験もあったことから、震災の被災地で救援活動に従事したいと考えていたが、仕事の関係でそれは適わなかった。個人的に約4000元(約6万円)の義援金を寄付し、職場でも義援金を募ったが10万元(約150万円)程度しか集まらなかった。そこで思いついたのが、ドメイン名の売買だったという。

5月12日に発生した四川大地震にちなんだ“512”、“[シ文]川”、“四川”、“大地震”など11種類のドメイン名を取得。ドメイン登録にかかった費用は約2000元(約3万円)に対し、ネット上で公開した販売価格は100万元(約1500万円)。男性は小学校再建には、1校につき約30万元(約450万円)かかるとしており、ドメインの価格もそれに合わせたと話しているという。

ところが、このドメイン販売の書き込みを見た人からは「災害を食い物にして儲けようとしているのは?」との疑念が噴出。また、男性のもとには毎日怒りと苦情の電話が多数かかってきているという。男性は自分の思いと行動が公正明大であること示すため、赤十字などと連絡をとっているほか、もしドメイン名が売れなかった場合には、震災を記念するウェブサイト建設のためにドメインを寄付すると男性は話しているという。(翻訳・編集/岡田)

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