<北京五輪>劉翔、110mハードルの世界記録破られる―中国

Record China    2008年6月15日(日) 15時42分

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13日、D・ロブレスが劉翔の持つ世界記録を破った件について、劉翔は「ライバル誰もが世界新を出すだけの実力を持っている」と語り、「記録を破られたことは自分に特別な影響を与えない」と強調したという。写真は5月22日の五輪テスト大会。

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2008年6月13日、「中国新聞網」の報道によると、チェコのオストラバで12日に行われた陸上のゴールデン・スパイクの男子110メートルハードルで、D・ロブレス(キューバ)が12秒87の記録でアジアの昇り龍・劉翔(中国)の持っていた世界記録を破った。これに関連して国外のマスコミは「劉翔に大きなプレッシャー」などと大々的に報道。しかし劉翔本人は「ライバル誰もが世界新を出すだけの実力を持っている」と語り、「記録を破られたことは自分に特別な影響を与えない」と強調したという。

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04年のアテネオリンピックの時、劉翔のライバルは、03年の世界陸上パリ大会の金メダリスト、A・ジョンソン(米国)と同2位のT・トランメル(米国)だった。結果的には世界タイ記録の「おまけ」まで付けて劉翔が金メダルを獲得。

事実上この時から、劉翔は世界の有力選手から追われる立場になり、同種目の選手のレベルも大幅に高まった。現在、劉翔のライバルは、ロブレスをはじめ、D・アーノルド(米国)、L・ドゥクレ(仏)、A・ジョンソン(米国)、T・トランメル(米国)などで、多くの選手が13秒00を切る記録を出している。

世界記録を破られて「追われる立場」から「追う立場」なったことは、劉翔にとって心理上有利に働く可能性もあるが、いずれにしても北京オリンピックでは激烈な戦いが展開されると予想されている。(翻訳・編集/HA)

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