<四川大地震>墜落した救援ヘリ、「捜索の遅れ」を軍が説明―中国

Record China    2008年6月12日(木) 17時45分

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11日、救援活動を行っていた軍用ヘリが5月31日、四川省ぶん川県で墜落したが、その捜索に11日もかかったことについて、軍責任者が理由を説明した。写真は中国人民解放軍成都軍区の同型機。

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2008年6月11日、中国新聞網によれば、5月31日、救援活動を行っていた成都軍管区のヘリコプターが四川省[シ文]川(ぶんせん)県で墜落したが、その捜索活動に11日もかかったことについて、疑問の声が出ている。

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一部の海外メディアは、中国の軍備が立ち遅れているためではないかと報道されているが、総装備部後方支援保障局長の馬改河(マー・ガイホー)大校(大佐に相当)が記者会見の席で、捜索に時間がかかった理由などを説明した。

馬局長によれば、今回事故を起こしたMi-171型ヘリコプターは1993年にロシアから導入されたもので、自動操縦システムを搭載し、全天候型の能力を備えているという。事故は瞬間的な気流変化と、現地の険しい地理環境が原因で発生したと見られているという。

捜索に時間がかかったことについては、墜落した地域の地形がきわめて険しいことと、建物の倒壊が激しいことが原因だったと述べた。捜索は陸空から行われたが、陸上は人が分け入ることができないほど険しい場所も多いという。また、倒壊した送電線などの鉄塔などと墜落したヘリコプターは、空から見ると判別が難しいこともあり、陸空双方からの活動が難航したことで、捜索に時間がかかったことが明らかにされた。(翻訳・編集/岡田)

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