<四川大地震>せき止め湖の排水成功、間もなく危険回避か―綿陽市

Record China    2008年6月11日(水) 14時4分

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10日の報道によると、唐家山せき止め湖の水は排水用の支流を無事に通過し、水位は徐々に下がっている。綿陽市民に向けられた危険は回避されそうだ。写真は10日、唐家山せき止め湖の北川エリアの様子。

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2008年6月10日、中国新聞網によると、四川省の唐家山せき止め湖で、無事に水の排出が行われている。雑草、木材、家畜の死体を含む水は下流に向かって流れているという。

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6月6日、4人の指揮官に率いられた軍隊と警官隊は、26日間水を蓄え続けたせき止め湖で、排水用の支流を掘削すべく作業を開始した。酷暑のなか命がけで行われた作業だったが、現地時間7日午前7時8分、せき止め湖の水は排水を開始した。

排水路の流れは徐々に強くなり、毎秒300立方メートルから一気に6000立方メートルまで上昇。綿陽市では警報が解除され、川岸に集まった人々はカメラを片手にこれを見物した。専門家によるとせき止め湖の水位が720mにまで減れば決壊の恐れはなくなるという。10日17時の時点では水位は720mから721mの間だという。

約1億立方メートルの水を排出したせき止め湖だが、水位が720mまで下がるのは時間の問題のようだ。様々な対策が考えられてきたが、排水という「最良の方法」(中国水利部・陳雷部長)が採られ、綿陽市民への危険はなくなりそうだ。(翻訳・編集/小坂)

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