<四川大地震>被災者と避難住民で避難所は満杯、伝染病発生のリスク下がらず―中国衛生部

Record China    2008年6月11日(水) 19時52分

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10日、四川大地震の避難所に、決壊の恐れのあるせき止め湖下流の住民たちも避難してきたため、各避難所はどこも満杯。衛生部は被災地での伝染病発生リスクは依然として高いと発表。写真は北川チャン族自治県での消毒作業。

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2008年6月10日、中国衛生部は四川大地震の被災地における伝染病発生の危険性は依然として高いとの見解を示した。「中国新聞網」が伝えた。

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衛生部の毛群安スポークスマンは10日午前の定例記者会見の席上、国家疾病予防抑制センターの専門家と現地の専門家で組織された医療グループが毎日、四川大地震の被災地を回り伝染病の発生状況を調査報告していると述べた上で、「被災地での伝染病発生の危険性は現在でも高いままだ」と語った。

今後の重要な鍵となるのは、唐家山せき止め湖下流の住民たちが被災者の暮らす避難所に流れ込んでいるため、もともと過密状態だった避難所の人口密度がさらに増えていること。また水源地から各水道の蛇口まで、その安全性を徹底的に調べ直さなければならないこと。このような多数の犠牲者と被災者を出した大規模な地震では、伝染病は必ず発生するものと認識して、予防と同時に発生した場合の拡大防止にも細心の注意が必要だということーなどが挙げられる。

毛氏はさらに、「地震発生前と地震発生後の各被災地での伝染病発生状況には変化が見られない」と語る一方、「今後1件でも疑わしい症例が報告された場合はただちに専門家を派遣して追跡調査を行う」と述べた。(翻訳・編集/本郷)

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