「中国と西側諸国の間にミゾ」、リー元首相が指摘―シンガポール

Record China    2008年6月11日(水) 2時37分

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9日、シンガポールのリー・クアンユー元首相が、ビジネス誌「フォーブス」にコラムを発表し、中国と西側諸国との間には大きな溝があると指摘した。写真はリー元首相。

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2008年6月9日、アメリカのラジオ放送「ボイス・オブ・アメリカ」によれば、シンガポールのリー・クアンユー(李光耀)元首相が、ビジネス誌「フォーブス」にコラムを発表し、中国と西側諸国との間には大きな溝があると指摘した。

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リー元首相はコラムで、中国は高い教育を受けた中産階級の増加によって、日本や韓国、台湾、香港、シンガポールと同様に、西洋帝国主義の被害者という立場から脱却することができようと指摘。ある研究者によれば、中国の政治経済は発展を遂げている最中だが、中国と西側諸国の間の溝は埋めがたいものだという。

中国が四川大地震に際して、西側諸国の中国に対する見方が一時的には変化したものの、その“同情心”がなくなったとき、西側諸国の中国を“脅威”とする見方が再びあらわれるはずだとしている。

リー元首相は、人権問題にしろ、チベット問題にしろ、中国と西側諸国の双方の世界観が歩み寄るとともに、双方の文化的価値観が完全に一致することが有り得ないということを認識することでしか、両者の間の緊張は解消できないと指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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