<北京五輪>変化を遂げる中国を歓迎しよう―英BBC

Record China    2008年6月9日(月) 8時3分

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2日、英BBCニュースは「現代中国を知る」と題したコラムを掲載、北京五輪を機に「世界の一流国家入り」を目指す中国の現状を伝えた。写真は北京五輪を祝うプレイベント。

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2008年6月2日、英BBCニュースは「現代中国を知る」と題したコラムを掲載、北京五輪を機に「世界の一流国家になる」ことを目指す中国の現状を伝えた。雑誌・青年参考が伝えた。

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中国共産党の指導者たちは少なくともこの15年というもの自国での五輪開催を待ちわびていたが、それは五輪の開催が共産党支配の正統性を指し示すものと考えられてきたからだ。この30年の急速な経済成長の間に数々の空港が、体育館が、環状道路が、地下鉄が作られてきた。これらの成長の産物は世界に明確なメッセージを送っている。中国がやって来た、と。

今年5月、BBC主催のリース・レクチャーで著名な中国紙研究者であるジョナサン・スペンス教授が講演した。スペンス教授は「中国では五輪は世界の一流国家の証明と見なされ、経済的側面以上に重視されている」と分析した。この強烈な衝動の背景には中国人が「欧米諸国は中国人を見下している」と考え、強く反発していることがあるという。

中国の勃興は日本やインドなどの隣国にとってはチャンスであると同時にチャレンジでもある。特に資源獲得競争は熾烈なものとなるだろう。アメリカから見れば急増する中国の軍事費は太平洋に新たなライバルが登場したことを意味する。そして中国の深刻な環境問題は世界を窒息させるのに十分なものだ。

しかしスペンス教授はこれらのリスクを無視しているわけではないものの、より楽観的な意見を持っている。大学卒業生の増加、草の根の市民団体の出現、政府指導部の教育水準の改善など未来における変革の予兆だという。同教授は「中国は今過去を見つめ、自己を変革する過程にある。われわれはより早い変革を希望するものではあるが、彼らが自分たちの速度で変化を続けていることを歓迎すべきだろう」とコメントした。(翻訳・編集/KT)

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