<四川大地震>三蔵法師ゆかりの史跡も被害―陝西省西安市

Record China    2008年6月9日(月) 14時50分

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8日、四川大地震により、隣接する陝西省でも一部の建築物に被害が出た。西安市郊外にある三蔵法師「玄奘」ゆかりの「大雁塔」で被害が確認され、拝観が一時停止された。写真は08年4月撮影の震災前の大雁塔。

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2008年6月8日、新華網によれば、四川大地震により、四川省に隣接する陝西省でも旧建築を中心に、一部の建築物に被害が出た。西安市郊外にある大慈恩寺にある三蔵法師「玄奘」ゆかりの「大雁塔」でも被害が確認され、拝観が一時停止となっている。

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大雁塔は玄奘三蔵がインドから持ち帰った仏典を納めるため、ときの皇帝高宗に建立を願い出たという仏塔で、652年、陝西省西安市郊外の慈恩寺の境内に建築された。唐の時代末期、寺は戦火で一旦焼失したものの、塔は当時のものがそのまま現在も残されている。

地震発生後、大雁塔の外見には大きな問題はなかったが、何か所かで壁の漆喰が剥がれ落ちていたほか、わずかながら亀裂も生じていたという。陝西省測量局が5月13日、塔を測量し直したところ、塔の傾斜が地震発生前と比べて0.62cm変化していたほか、塔の各層にもゆがみが生じており、地震により損傷を受けていることがわかった。被害はごく軽微なもので、倒壊の恐れはまったくないものの、修復作業のため、拝観は一時停止されているという。(翻訳・編集/岡田)

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