2008年6月2日、山西省は「山西省旅行ガイド管理法」草案を発表した。同法はガイドに支払うチップを法制化することを定めている。中国新聞社が伝えた。

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中国では香港などを除き基本的にチップの習慣はないが、競争が激化する旅行業界では参加費用を安く抑える替わりにチップを要求したり、ツアー客をみやげ物店に連れて行き半ば買い物を強要しそのキックバックでコストを回収するケースが少なくない。安い値段に誘われた中国人旅行客が出発後に思わぬ出費を強いられ、問題となることも多い。

「山西省旅行ガイド管理法」はチップを合法的な報酬として定めると同時に旅行契約時にチップの金額を明記するよう求めている。また各旅行社がガイドの給料をゼロにし、チップやキックバックのみをガイドの給与とすることを明確に禁じている。同法は草案段階で社会からの意見募集を行っている。（翻訳・編集/KT）