Record China 2008年5月30日(金) 11時45分
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30日、四川大地震をめぐるアメリカ人女優シャロン・ストーンの失言問題を受けて、シャロンがイメージキャラクターを務めるクリスチャン・ディオールが、中国地区でシャロンを起用した広告を全面撤去する。写真は問題発言時の映像。
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2008年5月30日、四川大地震をめぐるアメリカ人女優・シャロン・ストーンの失言問題を受けて、シャロンがイメージキャラクターを務めるクリスチャン・ディオールが、中国地区でシャロンを起用した広告を全面撤去すると伝えられた。東方早報の報道。
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事件は今月25日、シャロンがカンヌ国際映画祭の会場で、四川大地震について、チベット問題に絡んだ「中国人のカルマ(=業)」と発言したもの。その後、シャロンはディオール社にマネージャーを通じて謝罪文を送り、「私の誤った発言で中国人に悲しみと怒りを与えたことを、深くお詫びします」と述べ、積極的に救援活動に参加したいとも語ったが、その謝罪文には英語の原文が記載されていなかったこと、また署名がシャロン本人ではなく、マネージャー名義になっていたことが、国内消費者の反感をさらに煽った。
ディオールの中国部門は29日、シャロンの発言が社会的に好ましくない反響を巻き起こしたとして、彼女がイメージキャラクターを務める全ての広告およびプロモーション活動を停止すると発表した。同時にディオール社は「四川大地震の犠牲者に哀悼の意を表すとともに、被災者のみなさまに心からお見舞い申し上げます。我々は震災復興を全力で支持していく所存です」と声明を出した。
なお、外交部の秦剛(チン・ガン)報道官も定例記者会見でこの事件について触れ、シャロンの謝罪について言及したほか、「中国政府と国民が復興にかける努力を国際社会に充分理解していただきたい。著名人の方々には、各国の相互理解と友好を増進するような言動を期待している」と述べた。(翻訳・編集/愛玉)
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