2008年5月27日、中共四川省委員会組織部副部長・彭徳秋(ポン・ダーチウ)氏が明かしたところによると、四川大地震でおよそ700人の地方幹部が犠牲になったという。中共中央組織部はこれを受けて、後任の地方幹部を一刻も早く抜擢し、震災復興の指揮に当たらせるよう求めている。第一財経日報の報道。

【その他の写真】

死亡した700人の地方幹部のうち、500人は県や町村の幹部で、2人の副県長も含まれていた。25日の新華社報道によると、中共中央組織部の李源潮(リー・ユアンチャオ)部長は、震災のために欠落を生じた党組織を補強するため、各人材の震災復興活動における貢献度を考察し、新たな幹部候補を選定していく方針。それに対し、同組織部の欧陽淞(オウヤン・ソン)副部長は、既に四川省委員会組織部が新たな人事法案を提出しており、3か月以内に新体制を配備するとしている。いずれにせよ、震災復興活動での成績如何で、今後の党内新人事および各幹部の賞罰を決定する。評価基準は復興の速度や規模でははく、あくまで精度が重視される。

現在までに、中共中央組織部は、四川省内の2つの地方党組織と11人の党幹部を「震災救援優秀組織および党員」として表彰している。(翻訳・編集/愛玉)