Record China 2008年5月23日(金) 11時56分
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22日、四川大地震の深刻な被災地・四川省青川県では致命的な山地の断裂が発生しており、およそ1万人の住民を省外に移住させる計画があるという。写真は青川県。
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2008年5月22日、四川省政府による記者会見で伝えられたところによると、四川大地震発生後、4回に渡るM6.0級の余震の震源となった同省青川県では、致命的な山地の断裂が発生しており、9000人の住民を避難させたほか、およそ1万人の住民を省外に移住させる計画だという。南方網の報道。
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25万人の被災民を抱える青川県は、総面積の90%が峻険な山地となっており、このほど県内の獅子梁山壁に危険な断裂3本が発見されている。成都理工大学の観測によると、断裂は長さ1500m、幅50cmに及び、断裂の南側と北側で高さ1mの段差を生じている。国土資源部と国家地震局によると、もし大きな余震や激しい降雨があれば、山地滑落による被害は本震以上のものになると予想している。21日午後、青川県震災救援指揮部は、山麓の住民9000人を緊急避難させるとともに、同区域を立ち入り禁止地区とした。
現在、県内の住民1万人が同省広元市の3か所に避難しているが、県委員書記の李浩生(リー・ハオション)氏によると、同県は21日に遠く離れた沿海省の浙江省と連絡を取り、さらに1万人の住民を同省に移住させることを検討しているという。四川省政協副主席で成都科技大学地質学部主任の黄潤秋(フアン・ルンチウ)氏は同県を視察した結果、現地はすでに居住にはふさわしくない状態となっており、再建には別の場所を選定すべきだとしている。(翻訳・編集/愛玉)
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