Record China 2017年10月14日(土) 0時10分
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13日、女子高生が売春によりエイズウイルス(HIV)に感染するなど、韓国で青少年をめぐる衝撃的な性犯罪事件が発覚、さらに教育現場の「隠蔽体質」も明らかになり問題となっている。資料写真。
2017年10月13日、女子高生が売春によりエイズウイルス(HIV)に感染するなど、韓国で青少年をめぐる衝撃的な性犯罪事件が発覚、さらに教育現場の「隠蔽(いんぺい)体質」も明らかになり問題となっている。韓国日報などが伝えた。
被害少女Aさん(16)は昨年8月、男の口車に乗せられ売春をした末にHIVに感染した事実を知り、今年5月に高校を自主退学した。一方その約3カ月後、同校の男子生徒Bが女子中学生Cさん(14)に売春をあっせんした疑い(児童・青少年の性犯罪に関する法律違反)で検挙された。Bと一緒に捕まったD(18)など4人はソウル近郊、龍仁(ヨンイン)所在の3校を退学になった元生徒で、Aさんを売春させた容疑で先に検挙されたチュ(20)とも交友があったことが分かっている。つまり、加害者の大半が地域でつながっており、犯行の手口などを共有した可能性が濃厚だという。
警察が両事件の捜査に踏み切ったのは、学校からの通報ではなく被害生徒の両親が告訴状を出したためだった。Aさんは告訴の1カ月以上前に退学申請書を提出、加害生徒らは数回にわたって警察に呼ばれており、教師らは事件について認識していたものとみられるが、学校側からの通報や報告は一度もなかったとのこと。警察当局は、生徒らが通う5校の中・高校の多くが申告義務を怠り、さらに問題を隠蔽したものとみている。
一方、国の機関である教育部は毎年全国の校内暴力の全数調査を行っており、今年2月には通報内容の充実などを盛り込んだ「学校内の生徒を対象にした性暴力予防対策」を発表したところだった。しかし今回の事態を受け、政府のこうした対策がまともに作動していないと批判が強まっているという。
教育機関など大人の対応を批判的に報じる記事だが、韓国のネットユーザーからはむしろ「これは子どもたちの責任」「教師らに捜査権もないし、どうやって教育委員会に通報するの?生徒の事件をすべて学校や教師の責任にするのはやめよう。これは生徒たちの問題」など生徒自身の責任を追及する声が多く寄せられ、共感を呼んでいる。
また、昨今の青少年による犯罪に触れ「最近ニュースを見ると恐怖や怒りを覚える。韓国は動物の世界のようだ」「金にさえなれば売春も殺人もいとわない人の世界になってきている」との指摘や、「法は恐ろしいものでなければならない!」「未成年者の性暴力処罰法を強化して」など求める声が強く上がった。
その他にも「テレビをつければセクシーに踊るアイドルばかり。だから高校生たちがまねをする」との警鐘を鳴らすコメントや、教育の重要性を説いて「教育がなく、責任を負う人がいない国」「性を恥ずかしがらずに確実に教育すべき」と主張するユーザーもいた。(翻訳・編集/松村)
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