2008年5月20日、中国科学院の牛文元（ニウ・ウェンユエン）教授は、四川大地震による直接的な経済損失は1300億元（約1兆8000億円）〜1500億元（約2兆1000億円）に達する見込みであると述べた。中国新聞社（電子版）が伝えた。

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中国科学院の持続可能な発展戦略研究グループの主席科学者で国務院参事の牛教授は、中国の通信社である中国新聞社の取材に対し、今回の四川大地震は1949年の建国以来、最も損失が大きい災害であると述べた。20日現在、最終的な死亡・行方不明者は合わせて5万人、負傷者は25万人〜30万人に達する見込みとされている。

また、今回の大地震は四川地区の経済に多大な損失を与えたものの、中国の主な経済発展地域は東部と中部に集中しており、中国全体の経済発展には影響しないとする見方も示した。このほか、激震地のアバ・チベット族チャン族自治州[文]川県、北川チャン族自治県、都江堰市などは、復興まで3〜4年は必要であると推測した。（翻訳・編集/NN）